UDF 【Universal Disk Format】ユニバーサルディスクフォーマット

UDFとは、CDやDVDなど光学ディスク記憶媒体向けのファイルシステムの一つ。1995年に業界団体のOSTA(Optical Storage Technology Association)が策定した規格で、その後ISOおよびIECがISO/IEC 13346として、Ecma InternationalがECMA-167として標準化しました。
光学ディスク上にハードディスクなどに似た階層型ファイルシステムを設け、データをファイル単位で記録したり、ディレクトリ(フォルダ)にファイルを分類・格納することができます。特定の機種やOSなどに依存せず独立した形式となっており、様々な機器や機種、OSで同じように読み書きできます。

CD-RやCD-RWへの書き込み時に利用されたほか、DVD-ROMやDVD-R、DVD-RAMなどDVD諸規格では標準的なファイルシステムとしてよく用いられます。近年ではBD-ROMやBD-R、BE-REなどBlu-ray Discでも使われています。主要なOSのほとんどがUDF形式の読み込みや書き込みに対応しています。

UDFではファイル名やディレクトリ名は特殊な形式のUnicode文字を採用しており、日本語などを使うこともできます。ファイル名は最長で254文字までとなっています。データは512バイト単位で管理され、1セクタ2048バイトの媒体で最高8TB(テラバイト)までの容量に対応することができます。セッション単位での記録方式のほか、より細かい単位で記録できるパケットライトに対応します。

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